北海道配備のNEW砕氷巡視船を建造へ 海保2022年度概算要求

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海保の最古参船ようやく引退へ

 海上保安庁は、2021年8月に発表した「令和4年度海上保安庁関係予算概算要求概要」、いわゆる令和4(2022)年度概算要求のなかに、老朽化した巡視船「そうや」の代替として、ヘリコプター搭載型巡視船1隻を盛り込みました。

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2008年5月の観閲式で東京湾を進む巡視船「そうや」(柘植優介撮影)

「そうや」は、海上保安庁で初めての新造砕氷巡視船として建造された船で、なおかつ海上保安庁初の新造ヘリコプター搭載型巡視船でもあります。1978(昭和53)年11月に竣工し、海上保安庁に引き渡された後は、一貫して北海道の周辺海域を担当する第一管区海上保安本部の所属船として釧路を定型港とし続けています。

 2010年には近代化改修を伴った船齢延長工事が施され、15年ほど運用寿命が延びたものの、すでに就役から40年以上が経過していることから、このたび代替船の要求に至りました。

 なお予算承認から就役までは、2年から4年ほどかかるため、2025年頃までは巡視船「そうや」が現役で運用され続ける見通しです。

【了】

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