新型ETC「ワンストップ型」横須賀の有料道路で第2回目の社会実験 対象カード拡大
道路側のETC導入費用がかなり抑えられます。
本町山中有料で2度目の社会実験
神奈川県道路公社が管理する横須賀市の本町山中有料道路で2021年10月22日(金)から12月まで、「ワンストップ型ETC」の導入に向けたモニターによる第2回社会実験が始まります。首都高速道路や神奈川県道路公社など9社が連名で9月15日(水)に発表しました。
「ワンストップ型ETC」は、セキュリティ処理を遠隔地で行う「ネットワーク型ETC」と呼ばれるシステムを用い、スマートICと同じように一時停止が必要ではあるものの、ETCを安価に導入できるというもの。現場の機器を少なくすることができ、フルスペックのノンストップ型ETCの4分の1のコストで導入可能とされます。本町山中有料道路では2020年2月から3月にかけて、有料道路としては日本で初めてネットワーク型ETCの社会実験が行われました。
今回は、ジェーシービー、トヨタファイナンス、三井住友トラストクラブ、三菱UFJニコスと、カード会社を拡大して実施。それぞれ200名の一般モニターを募集して実験します。
今回のようなネットワーク型ETCは、ETCの導入要望はあるものの、コスト面で普及が進んでいなかった地方有料道路での導入が見込まれています。
ちなみに、本町山中有料道路は2022年3月の無料化が予定されています。神奈川県道路公社は今回の社会実験の成果を踏まえ、同公社が管理する三浦縦貫道などへの本格導入に向け検討を進めていくとしています。
【了】
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