車線数は極力変えずにやります! 東名「多摩川橋」3年間の大更新工事へ 首都圏区間初

東京料金所のすぐ近くで大工事が始まります!

東名の首都圏6車線区間初の大リニューアル工事

 NEXCO中日本東京支社は2021年10月25日(月)、東名高速の東京IC~東名川崎IC間、「東名多摩川橋」のリニューアル工事を11月下旬から開始すると発表しました。

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東名多摩川橋。奥が東京都側(画像:Google Earth)。

 工事期間は2024年11月下旬までの約3年間。老朽化した橋のコンクリート床版(舗装が載る道路の床板部分)を新しい床版に取り替える工事のため、通年で昼夜連続(土休日含む)の車線シフト規制、ならびに一部期間で昼夜連続の車線分離規制、および夜間車線規制が行われます。

 車線シフト規制は、工事箇所を避けるように車線を切りまわすものです。線形がややカーブし、車線ごとの幅も縮小しますが、現状の6車線は極力確保したうえで工事が行われます。1日平均の断面交通量が10万台を超える重交通区間であることから、車線数を減少させると大規模な渋滞が懸念されるためです。

 こうした大規模なリニューアル工事は東名の首都圏6車線区間では初。車線を規制しながら分割で施工するよりも工期は長くなるものの、渋滞などの影響を最小限に抑制できると考えているそうです。

 なお、工事は3年間のあいだに大きく6つのステップで行われ、期間によっては、夜間の1車線規制も予定されているそうです。工事や交通規制の情報は随時知らせていくといいます。

【了】

【通行注意!】工事に伴う「車線シフト」6ステップを画像で確認

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