「サポカー限定免許」来春施行で動き出す 「私も77歳」国家公安委員長が説くその内容

「安全運転サポート車」、すなわち「サポカー」のみを運転できる限定免許が新設されます。高齢者の運転による事故が相次ぐも、免許返納はなかなか進まず――限定免許がその状況の改善策となるのでしょうか。

高齢更新に関連する手数料も大幅整理

 高齢者の免許更新に関係する手数料の標準額の改定も、パブコメで公表されています。標準額は地域によって変動します。

 70歳以上の全員の受講が必要な「高齢者講習」は、実車講習あり6450円(2時間)、実車講習なし2900円(1時間)の2種類のまとめました。現行の制度は、実車講習あるなしのそれぞれで「合理化」「高度化」「臨時」に分かれ、実車あり2~3時間、実車なし1~2時間で手数料が違っていたので、最大で1350円の値上げ、時間数が短くなる場合では最大1550円の値下げになります。

 また75歳以上のすべての運転者に義務付けられる「認知機能検査」は1050円になり300円の値上げ。基準違反行為で検査義務が生じる「運転技能検査」は3550円(新設)です。

 2つの検査と講習のすべてを受けると1万1050円。これに免許更新手数料2500円が必要になります。

 これらを含めた2020年改正の道路交通法政令案は、2021年12月4日まで30日間の意見募集を経て、2022年5月13日から施行の予定。基準違反行為で運転技能検査を受けなければならなくなる高齢者は、2022年11月12日以降に誕生日を迎える免許保持者です。

※一部修正しました(11月10日11時22分)。

【了】

【「サポカー」とは?】機能と効果を画像で確認

Writer:

1963年生まれ。愛知県出身。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者を経て独立。行政からみた規制や交通問題を中心に執筆。著書に『実録 衝撃DVD!交通事故の瞬間―生死をわける“一瞬”』など。

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