JAL米本土行き、証明書アプリ活用でラクラク搭乗へ ワクチン証明にも対応 年内にハワイ線も
コロナでチェックインが激めんどくさくなった昨今。救いの神になるか…?
登録完了までは最長4時間
アメリカでは現地時間11月8日(月)以降、同国へ入国する全ての渡航者に対し、新型コロナウイルスのワクチン接種完了が求められることとなりました。JAL(日本航空)が検証を重ねてきたデジタル証明書アプリ「VeriFLY」では、この新たな入国要件に合わせ、アプリ上でのワクチン接種証明書の取り扱いが可能となっています。
「VeriFLY」はアメリカのDaon社が開発したアプリ。利用者は、新型コロナウイルス検査証明書やワクチン接種証明書の登録、渡航先の入国要件に合わせた準備書類などを、事前に参照・入力・管理することができます。
新型コロナウイルス感染拡大下の国際線のチェックインカウンターなどでは、これまで受付時、逐一各証明書を取り出し、スタッフのチェックを受ける必要がありました。これが「VeriFLY」ではアプリ上で一括管理ができるため、日本出発時やアメリカ到着時の旅客の待ち時間や手続き時間を大幅に軽減できることが期待されています。JALの担当者によると、「(1人あたり)約3分程の確認が、15秒~20秒のアプリの画面を見るだけに短縮される」とのことで、「社内でも、空港の手続きが劇的に減ったという報告を受けている」と話します。
利用者が事項の入力、書類のアップロードをしてから、認証完了までの時間は最長で4時間。担当者は「あくまで最長なので、入国要件などの変更がないときであれば、もっと早く手続きを完了できる」としています。アップロードする書類はコンビニなどでPDFファイルにする必要などはなく、「文字を認識すればファイルは問わない。スマートフォンのカメラで撮影したものでも問題ない」(JAL)そうです。
JALでは現在このアプリを10月より日本発アメリカ本土行きで本格運用済み。現在州との調整のため対象外となっているハワイ線についても、年内に導入を目指します。また成田空港発着便や、グループ傘下のLCC(格安航空会社)ZIPAIRについても、同様の取り組みを実施するとのことです。
【了】
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