北九州→眠りの地までどう飛んだ? スターフライヤー機「最後の旅」の裏側 JA23MC
スターフライヤーで運航されていた旅客機「JA23MC」が数日間かけ、北九州から、翼を休める地である米・ツーソンへ向かいました。そのフライトの様子は、経由地も所要日数も景色も通常の旅客便とは違います。
「Spirit of Kitakyushu」と金ラインの特別塗装で約7年8か月運航
北九州を拠点とする航空会社、スターフライヤーで運航されていたエアバスA320型機「JA23MC」は、2021年9月30日の87便(羽田→北九州)をもって同社での定期旅客便運航を終えました。その後同機は整備作業ののち、11月8日(月)に北九州を出発し、数日間かけ、米・アリゾナ州のツーソン国際空港へ向かっています。
その裏側は、どのようなものだったのでしょうか。
JA23MCは2014(平成26)年に導入され、約7年8か月運航。最大の特徴は機体のデザインで、通常のスターフライヤー機と同じ黒と白のデザインをベースにしつつも、胴体後部に描かれた「Spirit of Kitakyushu」の文字と、胴体の黒と白カラーリングの境目に金色のラインが入っています。
日本を旅立つJA23MCは、尾翼のロゴと胴体の「STARFLYER」の文字が消されています。一方で、胴体の下部に寄せ書きが。これはフェリーフライト(回送運航)直前に同社のスタッフが、機体への感謝の思いを綴ったものです。
ちなみに、ツーソンへのフェリーフライトの便名は3923便。「サンキュー23(MC)」にちなんだ便名です。
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