旧「石垣空港」のいま 空港の痕跡はあるのか!? 伝説の「ロケットスタート」の舞台は激変?

「旧石垣空港」跡地をめぐる 空港の痕跡は?

 旧石垣空港があったエリアは、その広大な土地を活かし、再開発が進められているところです。実はこの地、石垣市の中心街からもアクセスが良好であることから、新たに同市の中枢となるべく、2021年現在も、変化のさなかにあります。

 まずその初段として、2018(平成30)年には、大型の総合医療施設である八重山病院が旧石垣空港跡地へ移設。それについで、病院の隣あったところに、石垣市役所の新庁舎が建設され、2021年11月に落成式を迎えています。これらの施設の前には広い道路も出来ました。

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現在の「南ぬ島石垣空港」(乗りものニュース編集部撮影)。

 一方で、「空港があった」面影をたぶんに残しているところもあります。市役所に隣接する消防署は、当時の石垣航空基地の格納庫をそのまま利用したもの。ターミナルビルがあった場所へ向かう道路は、現在再開発のためか、途中で封鎖されている状態です。ただ、柵が置かれている付近には「石垣空港」の石碑がありました。

 なお、かつて「ロケットスタート」が繰り広げられてた滑走路跡地は、現在は舗装道路ではなく、砂利道もしくは草むらとなっているようです。石垣市が公開している資料によると、このエリアは防災公園や観光振興の拠点などへと再開発される計画です。

【了】

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