滑走路は「氷河」! エアバスA340が初の南極へ着陸 フツーの便と運航どう違う?
南極への着陸(着氷?)普通の空港とどう違う?
実際の着陸の際のポイントについて、カルロス・ミルプリ副社長は次のような趣旨の説明をしています。
・南極には着陸を支援する装置がないほか、滑走路と周囲の景色は白一色となっており、周囲に飛行ルートの目印となるような建物などもない。そのため滑走路手前20マイル(約37km)で滑走路を視認し、手前10マイル(約18km)でフラップ(高揚力装置)や着陸装置を展開し、早めに着陸態勢へと入った。
・外気の温度があまりにも低いことから、高度計も影響を受けることがある。今回のフライトでは、問題は発生しなかった。
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なお、到着時の様子を同氏は「着陸し速度が下がると、客室からは拍手が起こった」とコメントしています。
ちなみに、このフライトで使用された4発ジェット旅客機A340は、世界的にはエアバスA330やA350などの双発機とくらべ、燃費や環境性能に劣ることから、世界的にも活躍の場が減っています。一方でハイフライはA340を「エンジンが4つあることで冗長性などもあるため、このタイプのミッションには、理想的な飛行機です」と評します。
【了】
※一部修正しました(11月26日10時58分)。
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