エアバス異形貨物機「ベルーガ XL」乗降口はどこ? まさかの場所に設置の理由とは

エアバス社の工場間で、パーツ輸送のために飛び交う異形貨物機「ベルーガ XL」。通常の旅客機ベースの貨物機と違い、外からは客室ドアが見あたりません。どこにあるのでしょうか。

まさかのところに乗降口がある理由

「ベルーガ XL」の乗降口は、実は胴体の下部に存在します。前脚の少し後ろあたりにハッチがあり、そこからハシゴが出ています。パイロットなどはここから乗り込みコクピットに向かうのだそうです。

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エアバス「ベルーガ XL」(2021年10月、乗りものニュース編集部撮影)。

 ちなみに「ベルーガ XL」のコクピットも特別な設計変更がされており、通常のA330より低い位置に設置されています。このような工夫によって、貨物室のスペースを確保でき、旅客機の主翼など、長尺の貨物を積み込むことが可能となっています。同機は、最大で約47mの物体が入る奥行きをもっているそうです。

 なお、エアバス社では、「ベルーガST」という似た形の貨物機を運航しており、こちらは「ベルーガ XL」の先輩機にあたります。「ベルーガST」の乗降口についても、「XL」と同じく胴体下部に設置されています。

【了】

【なんて所に!】「ベルーガ XL」の乗降口に迫ってみた(写真レポ)

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コメント

2件のコメント

  1. 前脚の後ろでしたか。

    前脚収納部の天井にハッチがあるかと思った。

    B-29あたりのような配置で。

  2. 全体の形がよくわからない。もっと一般的な角度から見た全体像をのせてほしい。