JR只見線 只見~会津川口間が「所有:福島県、運行:JR東日本」に事業分離 国が認可

復旧に向け、「上下分離」で再スタートを切ります。

10年ぶりの全線復旧へ向けて「上下分離」

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只見線の一部区間が福島県の所有になる。写真のキハ40系は同線から引退済み(乗りものニュース編集部撮影)。

 国土交通省東北運輸局は2021年11月30日(火)、福島県只見町で災害のため不通が続いている只見線の只見~会津川口間について、運行主体と施設管理主体を分離し、施設管理を福島県に移管することを認可しました。

 只見線は2011(平成23)年に発生した豪雨で会津川口~只見間が被災し不通に。現在、2022年の運転再開に向けて復旧工事を行っています。

 従来はJR東日本が運行と施設管理の両事業を行う「第一種鉄道事業者」となっていましたが、今回この認可を廃止。それに代わり、運行のみを行う「第二種鉄道事業者」をJR東日本、施設管理のみを行う「第三種鉄道事業者」を福島県として新たに認可したのです。

 運行と施設管理を分ける「上下分離方式」については、2017年6月に福島県とJR東日本との間で基本合意が締結され、ことし6月30日付けで東北運輸局長あてに認可申請が行われていました。

【了】

【よくわかる解説!只見線の「上下分離」】

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