都バス足立区内に「新ルート」大型病院開業で路線再編 舎人ライナー並行路線は縮小

足立区内で日暮里・舎人ライナーの高架下を走る都バスを見る機会は、大幅減少します。

西側の東京女子医大通りを走行

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日暮里・舎人ライナーの下を行く都営バス里48系統。大幅減便となる(中島洋平撮影)。

 東京都交通局は2021年12月1日(水)、足立区に東京女子医科大学附属足立医療センターが開院するのに合わせ、年明けに路線再編を実施すると発表しました。

 足立医療センターは、東京女子医科大学東医療センターの老朽化等にともない、年明けの2022年1月5日(水)に荒川区西尾久から、足立区江北に移転。利便性を高めるため、都バスでも1月4日(火)からバス路線の新設や経路変更などを行います。

 日暮里駅前から加賀団地へ向かう「里48-2」系統は、足立区内のルートが大きく変更されます。従来は西新井大師西駅(停留所名は江北六丁目団地)まで日暮里・舎人ライナーの高架下を走行していましたが、変更後は足立区に入ると扇大橋駅前で早々に西へ左折。ライナーに並行する「東京女子医大通り」経由で、東京北部病院や加賀団地へ向かうようになります。

 新たに誕生する東京女子医大通りのルートには、江北一丁目アパート前、江北二丁目、東京女子医大足立医療センター前、江北小学校前、鹿浜菜の花中学校入口の5つの停留所が新設されます。

 また、江北駅前を発着し、上述の東京女子医大通りのルートを循環する「里48-3」系統が新設されます。平日の日中のみの運行です。

 運行間隔は大きく変化。「里48-2」系統は日中でも45分間隔となり、大幅に増便されます。「里48-3」系統は30分間隔。その代わり、日暮里・舎人ライナーと大部分で並走する「里48」系統は、朝夕のみになります。バスと鉄道の分離が進むダイヤ改正となる印象です。

 あわせて、王子駅~西新井大師~足立区役所をむすぶ「王49折返」系統の一部の便は、上沼田団地~江北陸橋下間でいったん東京女子医大通りに入り、足立医療センターに立ち寄ります。

 江北一丁目バス停には、「東京女子医大足立医療センター南」という副名称が設定されます。

【了】

【新たに誕生したバス路線のルート】

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