UAE「ラファールF4」戦闘機の売買契約にサイン 一度に80機購入は過去最大
ダッソーも「歴史的契約」と表現しました。
UAEの決定で「ラファール」採用国は6か国に拡大
フランス航空機メーカーのダッソー・アヴィエーションは2021年12月3日(金)、UAE(アラブ首長国連邦)と「ラファール」戦闘機80機の売買契約を締結したと発表しました。
導入するのは最新鋭のF4で、母国フランス以外でこのタイプの導入を決めたのはUAEが初とのこと。なお、UAEはすでにダッソー製の「ミラージュ2000」戦闘機を59機運用しており、同機を始めとして45年以上にわたる信頼と実績が今回の「ラファール」採用を後押ししたともしています。
「ラファール」戦闘機はこれまでに母国フランス以外に、エジプトやインド、カタール、ギリシャ、クロアチアで採用されており、今回のUAEの契約締結で導入国は6か国になります。
中東ではエジプトに次いで2番目の採用となりますが、一度に80機の購入契約は過去最大で、これによりUAEは一躍、母国フランスに次いで2番目の「ラファール」運用数を誇ることとなりました。
なお、一部報道によると、納入は2027年から予定しているとのこと。またUAEは「ラファール」80機とともにヘリコプター12機の購入も決めたそうで、合わせて総額170億ユーロ(1ユーロ128.5円換算で約2兆1850億円)超もの巨額契約になったといいます。
【了】
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