海自の最新護衛艦「みくま」進水 新艦種の4番艦 艦名は大分県に由来
FFMという新艦種、順当に増えていってます。
続々誕生、もがみ型護衛艦
防衛省は2021年12月10日(金)、三菱重工長崎造船所(長崎県長崎市)にて、新規建造された護衛艦の命名式および進水式を実施しました。「みくま」と命名された同艦は、もがみ型護衛艦の4番艦として建造が進められていた艦です。
「みくま」は全長133.0m、幅16.3m、深さ9.0m、喫水4.7m、基準排水量は3900トンで、乗員数は約90名。主機関はガスタービンエンジンとディーゼルエンジンの組み合わせで、軸出力は7万馬力、速力は約30ノットです。
今回、進水した「みくま」を始めとするもがみ型護衛艦は、増大する平時の警戒監視に対応するほか、有事においても対潜水艦戦闘や対空戦闘、対水上戦闘などに加えて、これまで掃海艦艇が担ってきた対機雷戦に関しても、能力が付与されているのが特徴です。
また従来の護衛艦と比べて、船体のコンパクト化や調達コストの抑制、省人化にも配慮した設計になっているのもポイントといいます。
なお、「みくま」は大分県日田市付近を流れる「三隈川」に由来し、海上自衛隊で用いるのは、ちくご型護衛艦の3番艦「みくま」に続いて2回目です。旧日本海軍では、最上型軽巡洋艦(のちに重巡洋艦に変更)の2番艦「三隈」が存在しました。
「みくま」は今後、艤装や各種試験を実施したのち、2023年3月に就役の予定です。
【了】
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