伝説じゃない! 旅客機「ロケットスタート」離陸を体験 普段と明らか違うドカンとG!FDA・丘珠

「ロケットスタート」の便に乗ってみた

 通常、旅客機が十分な長さをもつ滑走路から離陸する場合は、エンジンパワーを途中まであげた状態から滑走を始め、回転数を安定させたのちに出力を最大にセットします。旅客にとっては、少し走り始めてから、エンジン音が大きくなるとともに大きな加速度を感じます。

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丘珠空港(2021年7月、乗りものニュース編集部撮影)。

 一方、丘珠で実施される「ロケットスタート」は、最初にエンジンをフルパワーにしてから、ブレーキを解除し、一気に加速する離陸方法です。

 旅客にとっては、機体が停止した状態でエンジンがフルパワーまで上がるため、そのときに独特の音や振動を感じます。エンジン音と機内の振動がもっとも大きくなった途端、一気に加速します。そのスリリングな感覚たるや、「ロケット」と例えられるのも納得です。

 なお、丘珠空港にFDA季節便が就航したのは、2016(平成28)年のこと。それまで同空港は、ターボプロップ機を用いた道内・近距離路線のみが運航しており、ジェット旅客機での定期便乗り入れは、FDAが初となりました。

【了】

【やっぱ滑走路短い!】離陸後のFDA機から見た「丘珠空港」

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