巨大機「エアバスA380」 最後の新造機が工場発つ 去り際に“超低空飛行”で現地と惜別

ついに伝説の超巨大機の歴史も終わります…。

251機が製造

 ヨーロッパの航空会社、エアバスの手掛ける超大型機「A380」。この最終号機「A6-EVS」が現地時間2021年12月16日、同機最大の顧客である中東・ドバイのエミレーツ航空へ納入されました。「A380」としてのコンセプト発表から20年間以上続いたA380の開発・製造が、これで終了となります。

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ドイツ・ハンブルクのエアバス施設を出発するA380最終号機(画像:Emirates)。

 A6-EVSは16日、エアバスの工場があるドイツ・ハンブルクを離れる際に、ハンブルク工場のあるフィンケンヴェルダー空港の滑走路上空を低空で通過する「ローパス」を披露。同地のスタッフやファンに別れを告げたのち、エミレーツの本拠地ドバイへ向け出発しました。

 エアバスのギヨーム・フォーリーCEOは「A380は飛行と旅行体験に新たな基準を設け、多くの旅行者の人生に感動を与えてきました」とコメント。

 エミレーツ航空のティム・クラーク社長は「エミレーツ航空の旅行体験を再定義し、発着枠が限られている空港で効率的に需要を取り込むことを可能にし、ネットワークの成長を促進する機会を与えてくれた」とし、「今後数年間、A380はエミレーツ航空の主力プロダクトであり続けるとともに、我々のネットワーク計画にとって重要な柱となるだろう」とコメントしています。

 なお、エアバスA380の製造機数は251機。そのうち123機が、エミレーツ航空向けのものです。

【了】

最終号機出発の様子など

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