東関東道「2026年度全通」見通し発表「潮来~鉾田」工事進行中

開通見通しは「2025~2026年度」とのことです。

用地取得にめど立つ

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工事が進む東関東道(画像:NEXCO東日本)。

 NEXCO東日本は2021年12月22日(水)、東関東自動車道の未開通区間である潮来(いたこ)~鉾田間について、開通見通しを2025年~2026年度と発表しました。同日に行われた事業連絡調整会議で明らかにしました。

 東関東道は外環道の高谷JCT(千葉県市川市)を起点に、成田市を経由し、北関東道の茨城町JCTまでを結ぶ123kmの高速道路。1971(昭和46)年に「新空港自動車道」の名称で最初の区間である宮野木JCT~冨里ICが開通したあと順次延伸し、潮来~鉾田間30.9kmを残すのみとなっていました。

 潮来~鉾田間の開通により、鹿嶋市・大洗町の港湾地区と茨城空港が高速道路で直結され、物流効率の向上が期待されます。また、千葉~水戸方面のネットワークとしては、圏央道・常磐道の代替ルートが確保される形となります。

 NEXCO東日本によると、現在の用地取得率は約98%。橋梁工事や地盤改良工事が進められていますが、今回、用地取得の目途がおおむね立ち、全面的に工事着手可能となったことから、開通見通しが初めて発表されました。

 潮来~鉾田間には、麻生IC、北浦ICの2つの出入口と、麻生ICの北側に休憩施設1か所が設置されます(いずれも仮称)。なお工事区間は、鹿島臨海鉄道とは、淡水湖の北浦を挟んで向かい合う位置関係となっています。

【了】

【画像】東関東道の整備ルートと工事進捗を見る

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コメント

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3件のコメント

  1. 記事本文中、大洗は市ではなく町だとおもいます

    • ご指摘ありがとうございます。修正いたしました。

  2. 高速バスの「みと号」も、三郷の渋滞を考えるとこっちのルートの方が速くなるのだろうか?