全国「トンネル抜けたら絶景」3選 海!山!日本の原風景! 大パノラマに息をのむ!

トンネルを抜けたら「白銀」の絶景(長野県)

 長野市鬼無里と白馬村の間にある国道406号のトンネル「白沢洞門」も、絶景が望めるスポットとして有名です。

 鬼無里側から向かう山道は、幅が狭いうえ延々とカーブが続くため、運転していても緊張が途切れることはありませんが、白沢洞門の出口付近にさしかかると、その先には北アルプスの峰々が連なる大パノラマが! それまで張りつめていた緊張の糸を一瞬にして解放してくれる雄大な光景です。

 トンネルを抜けると駐車スペースが備わった「白沢峠展望台」があり、ここが絶好のフォトスポット。目の前には、鹿島槍ヶ岳、五竜岳、唐松岳、鑓ヶ岳、杓子岳……と、雄々しい名峰が連なります。どの季節に訪れても素晴らしいのですが、やはり最も見応えがあるのは、峰々が雪をいただき白銀に輝く時季でしょう。例年、10月の初雪から翌5月頃までが雪化粧の季節です。

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白沢洞門(画像:PIXTA)。

 特に春先には、雪解けで山肌に現れる模様「雪形」が見られるのも魅力です。人や動物などに見立てられることが多いのですが、ここから見える五竜岳山頂には「武田菱」が現れます。「武田菱」とは菱形4つを組み合わせ、さらに大きな菱形にした紋様で、武田信玄に代表される武田氏の家紋として知られる印(マーク)です。武田氏の領地は甲斐の国でしたが、戦国時代には白馬村にも勢をなしていたため、人々は身近な存在として雪形に名前をつけたのかもしれません。

【トンネルを抜けた先の絶景を写真でチェック】

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