見えてきた「次期戦闘機」の全貌 そもそもなぜ日・米・英3国タッグ? それぞれの役割

航空自衛隊が導入する次期戦闘機の全容が見えてきています。日・米・英3か国の共同で進める開発事業になりますが、そもそもなぜ外国との共同開発が重視されてきたのでしょうか。その経緯と開発体制を振り返ります。

アメリカとはどうタッグ組む?

 外国との協力については、2020年12月18日にアメリカのロッキード・マーティンが支援候補企業に選定されています。

 日本には高いステルス性能を持つ先進技術実証機「X-2」を開発した実績はありますが、高いステルス性能を持つ戦闘機を開発した実績はありません。また、現在先進諸国における軍用機の開発では、開発費を低減するため、できる限り紙の図面を使用せずにコンピュータ上で設計作業を行い、試験も可能な限り現実世界とコンピュータ上の仮想空間を融合させた「XR」(Extended reality)におけるシミュレーションで行う「デジタルエンジニアリング」が主流となりつつありますが、日本にはこの技術を使用して実用機を開発した経験もありません。

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ロッキード・マーティンによるアメリカ空軍のF-35A「ライトイングII」(画像:アメリカ空軍)。

 このため高いステルス性能を備えるF-35と、航空自衛隊が次期戦闘機に求めている高いステルス性能と運動性能を兼ね備えたF-22の開発実績があり、かつデジタルエンジニアリングにおいても高い技術力を持つロッキード・マーティンが、戦闘機と電子機器やコンピューターなどの「ミッション・システム」の統合、コンピューターによるシミュレーションを駆使した設計、運動性能とステルス性能の両立の3つの分野の設計で、日本を支援する企業の候補に選定されることとなりました。

 次期戦闘機にはアメリカ軍との高い相互運用性も求められています。このため防衛省は2020年8月からアメリカ空軍などとの間で、次期戦闘機とアメリカ軍機が高いレベルで相互にデータのやり取りを行うためのネットワークの構築に向けた話し合いを開始しており、この領域においてもアメリカ企業の支援を受けることが確実になっています。

【「中身」はほぼ決まり?】次期戦闘機と共通化されると見られる英国の次期戦闘機 画像で見る

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コメント

1件のコメント

  1. 無人機を作れ無人機をすぐに無人戦闘機の時代になるぞ

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