なんじゃこりゃ!? エンジン16基&翼が“枠” 超異形の新型航空機、なぜこの形に?

「ボックスウイング」、多すぎエンジンの効力とは?

 Craft Aerospace社のハイブリッドVTOL機は、翼の後方に「フラップ」とよばれる動翼を備えます。このフラップの使い方が、同機の特徴のひとつです。

 多くのVTOL機はプロペラの方向を変えることで垂直離着陸をしますが、この機ではプロペラの方向は変えません。フラップを使ってプロペラの後方へ流れる空気の方向を下方向に変えるのだそう。このことで垂直方向に推力が働くことにより、垂直離着陸が可能になる――という仕組みです。

 なお、16基のプロペラは冗長性確保のためとされ、翼の各部分で推力の調整も可能であるとされています。

 なお、同機は当初、2022年にプロトタイプの初飛行、2026年に就航と計画されています。現時点でプロトタイプの制作に入ったといった情報はありませんが、もしかすると近いうちに、このユニークの初飛行が見られるかもしれません。

【了】

【使徒っぽさでは負けず?】他社の異形「未来の旅客機」たち(10枚)

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

7件のコメント

  1. 胡散臭いことこの上ないな。
    ペラ16基とはいえ単発の推力で、あんなちんけなフラップ如きでVTOL?
    せいぜいSTOLだろ

    • プロペラの推進力の下半分をフラップで下に向けてる。
      だからおっしゃる通りVTOLなんて出来ない
      動画みたいに垂直に飛び立つのは嘘っぱちだね。

  2. 1:02の辺りを見ると垂直に上がってるように見えるけどね。この実験モデルみたいに壁のようなフラップをつければ理屈としては可能なのでは

  3. わざわざプロペラを16基にしているのは、境界層の粘性を利用する為にプロペラ直径を小さくしているからでは?
    だとすると、コアンダ効果による揚力を優先する設計の可能性は無いんだろうか。
    それなら翼上面に沿ってプロペラの推力を下に向ける事も可能では?

  4. 離島路線で活躍してほしい

  5. 動画を見ると、地面に着いたまま機首を30度?程上げ、そこから垂直に上昇している。
    なるほど、この方法なら、垂直に離陸できそう。(この機体が水平のまま真上に上昇するのは難しい)
    ドローンが登場し、複数の電気モーターによる制御技術が発達したことで、今、航空機の設計に革命が起きている。
    脱化石燃料という時代の流れと、IT技術の発達が同時に起こったことも、この革命を後押ししている。

  6. >「ドア・トゥ・ドア」の移動が可能に?
    なるわけねえだろ。
    奇抜なこともせずにすっかり枯れた技術として普通に運用されてる垂直離着陸が可能なヘリコプターが
    何十年も前から運用されてるってのにまったく「ドア・トゥ・ドア」やってないんだぜ?