京都市バス急行系統&深夜バス消滅へ 一部は民間と共同運行に コスト減図る
「ほかの系統を御利用いただいても十分御乗車いただけるため」だそう。
財政難の京都市営 バス運行見直しへ
京都市交通局は2022年1月21日(金)、市バス並びに市営地下鉄の3月19日(土)から実施する新ダイヤの概要を発表しました。
市バスでは、6つ急行系統(100、101、102、105、106、111号系統)ならびに三条京阪前発着の「京都岡崎ループ」が休止されます。「急行系統等を御利用いただいていたお客様が、同じ方面に向かう他の系統を御利用いただいても十分御乗車いただけるため」とされています。
同時に、京都駅と阪急桂駅を24時に発車する4つの深夜バス(MN17、MN205、MN204、MN特西3号系統)も廃止です。急行系統と同様、コロナ禍で断続的に運休していましたが、「鉄道事業者の終電繰上げや新たな生活様式の定着等を踏まえ,夜間時間帯における運行ニーズが低下したため」廃止するということです。
さらに、北3号系統(北大路バスターミナル~京都産大前)、86号系統(梅小路~京都駅~三条京阪)は京都バスが、快速205号系統「快速立命館号」については西日本ジェイアールバスが、それぞれ一部の便を運行を担うようになります。民間バス事業者の輸送力を活用した共同運行といいます。
このほか減便も行われます。朝の通勤・通学のラッシュ時間帯や最終便は堅持しつつも、運行回数が多い系統を中心に昼間時間帯以降を対象として、バスの運行間隔が2~10分程度増加するダイヤに見直すそうです。
京都市交通局は、バス・鉄道事業が極めて厳しい経営状況に置かれているとし、経費改善に取り組むとしています。
【了】
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