交通系ICカード「バスOKで鉄道×」も 地方へ普及も高い壁「費用すごい」

秩父鉄道が「PASMO」の導入を表明し、大きな話題になりました。地方のバスなどでも、徐々に交通系ICカードが普及しつつありますが、それでもやはり、導入のハードルは高いようです。

2022年春は一気にICカードが広がる

 秩父鉄道が2022年3月12日(土)から、全駅で交通系ICカード「PASMO」を導入します。JRおよび大手私鉄3路線とネットワークを構成しながら、埼玉県の鉄道としては唯一となっていたIC非対応の解消。このことが発表された1月27日には、秩父鉄道などのワードがTwitterのトレンド入りするほど話題になりました。

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秩父鉄道の6000系電車(画像:秩父鉄道)。

 秩父鉄道だけでなく、この春には東日本の路線バスなどでICカードが一気に普及します。青森市域の「AOPASS」、八戸市の「ハチカ」、岩手県北部の「iGUCA」、秋田市域の「AkiCA」、山形県内の「cherica」などです。これらはJR東日本が提供する「地域連携ICカード」と呼ばれるもので、地域独自のICカードに「Suica」の機能を持たせ、全国相互利用サービスなどにも対応するというものです。

 群馬県内でも同様に、3月12日(土)から地域連携ICカード「nolbe」が使えるようになります。これは群馬県内で路線バスを運行する上信電鉄など6社に導入されますが、あくまで“バスのみ”です。高崎と下仁田を結ぶ上信電鉄の鉄道は依然としてICカードが使えません。

 鉄道への導入予定を上信電鉄に尋ねたところ、めどは全く立っていないのだとか。

「とにかく費用がすごい。ランニングコストもバカになりません。導入で合理化が期待できるといっても、難しいものがあります」(上信電鉄)

 鉄道への導入は、同じく群馬県内でICカード非対応の上毛電鉄や、わたらせ渓谷鉄道、それに県を交えて過去にも検討したものの、コスト問題の打開策は現在も見いだせていないそうです。

【一気に増える】2022年春登場 各地のICカード乗車券

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コメント

6件のコメント

  1. 秩父鉄道の2/3ほどの駅が無人化されるといいますが定年延長とか嘱託職員などの雇い止めですかね、驚きました。

  2. JR西日本のICOCAですが、JR西日本の山口県内の駅の駅では使えないどころか、ICOCAのカードすら新幹線駅を含め駅では購入できません。
    それにも関わらず、山口県内を営業地域としている某バスでは新年度よりICOCAが使えるようになります。
    いま確かめたところ、JR西日本の山口県内の広島よりの駅(南岩国駅)まではICOCAは使えるようです、新年度からは、徳山駅まで使えるようになるとのこと。
    交通系ICカードは、使用できる店が多いのですが、そのICカードを入手する為にはJR西日本の営業管轄内であるにも関わらず、山口県を出てから買う必要があるということで非常にイメージはよくありません。

  3. ICカード導入せずに駅無人化した伊豆箱根……

  4. JR西日本が関西本線気動車区間や境港線他でやり始めてる車載型IC改札機(JR西日本テクシア及び受託した東洋電機製造が開発)ではいかんのかい?

    • システムそのものを導入した後のコストが中小事業者にとってえげつなく高い(システムの使用料など)ことがネック。
      バス事業者だと大都市圏でも公営系や電鉄系以外の独立系事業者がICカードを導入していないのはその辺りが原因であるため解決されることはない(公金投入でも無理)

  5. 沖縄のモノレールで一時期SUICAが使えなかったのは、
    高コストが理由だったとか。

    で、利用が減ったという建前(本音はコスト回収のため)で割引きっぷが廃止されたらいやだな。
    実際、回数券とかそうでしょうね。