なんか余計な翼ついてるぞ? 魔改造ボーイング757試験機の役割とは 機齢40年まだ飛ぶ

日本ではレアな旅客機として知られるボーイング社の単通路旅客機「757」。このなかには非常に珍しい改造を施され、珍しい任務に就く機体が存在します。どのような機体なのでしょうか。

胴体前部の変な突起…なぜ?

 ハネウェル社に導入されたボーイング757-200「N757HW」は、同社が開発するさまざまな最先端の開発技術をテストするための飛行試験機(テストベッド)として導入。現在同社のテスト機のなかでは、最大サイズの主力機です。

 同機では、たとえば機内高速Wi-Fiや先端的な操縦装置などがテストされています。なかでも際立ったテスト対象製品が、航空機用エンジンです。先述の「不思議な形状の突起物」は、エンジンをここに吊り下げ、空中で動作試験を実施するための機構「パイロン」です。

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ハネウェル・エアロスペースの「N757HW」(画像:Honeywell Aerospace)。

 ちなみに、こういった機構をもつ旅客機ベースの試験機は、ほかにもあります。たとえば、アメリカのプラット・アンド・ホイットニーでは「ジャンボ・ジェット」ことボーイング747の“コブ”にあたる、2階席右側後部にパイロンを取り付けたテスト機を導入。このほか、イギリスのロールス・ロイスでも、同様のレイアウトをもった747-400の導入を発表しました。

 なお、2022年で機齢39年を迎える「N757HW」ですが、まだしばらくは現役テスト機として活躍が予想されます。同社は公式SNSで2022年1月、同機の再塗装が完了したことを公開。ハネウェル・エアロスペース社の担当者も「その比類なき性能ゆえ、今後も最も多忙な機体の1機であり続けるでしょう」とコメントしています。

【了】

【何じゃキミは!?】「N757HW」の左右全貌

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