JR水郡線「サイクルトレイン」ついに通年実施へ 自転車を解体せずに乗車可

指定の5駅で乗降する場合に適用されます。

2021年5月からの取り組み

Large 220114 suigun 01
水郡線のディーゼルカー(画像:写真AC)。

 JR東日本は2022年2月18日(金)、茨城県と福島県をむすぶ水郡線で、自転車を解体せずに車内に持ち込める「サイクルトレイン」の取り組みを、4月2日(土)から通年で実施すると発表しました。毎週土休日に実施されます。

 自転車を列車内に持ち込む場合は、解体するか折りたたんで、所定のサイズに収まるよう、一般的に「輪行袋」と呼ばれる袋に収納する必要があります。「サイクルトレイン」では、それが不要で、自転車をそのまま車内に持ち込むことができます。

 今回「解体不要で自転車持ち込み可」となるのは、水郡線の上菅谷・常陸大宮・常陸大子・磐城石川・常陸太田の5駅で乗降する場合。なお、それ以外の駅を利用する場合は、従来の輪行袋での対応が必要となります。

 対象となる列車は、上菅谷~常陸大子では全列車、それ以外の区間では早朝から夕方まで、所定の時間帯の列車となります。

 持ち込みは無料。利用にあたっては、事前に専用Webサイトの「水郡線サイクルトレイン登録フォーム」から登録します。なお、乗車駅では、自転車の転倒防止のために用いる「固定バンド」を一定数準備し、貸し出しています。また、万一の際のために輪行袋も貸出可能とのことです。

 この水郡線のサイクルトレインの取り組みは2021年5月から実証実験という形で行われてきました。JR東日本水戸支社は「これからも地域社会と協力しながら、サイクルツーリズムを通じた水郡線沿線の活性化に貢献してまいります」としています。

【了】

【懐かしの「12系客車」、水郡線を走る】

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。