セルビア エアバスC-295輸送機を調達 旧式化したソ連機を代替

セルビアにとって初のヨーロッパ製大型機になる予定。

世界30か国以上で採用 スペイン生まれの汎用機

 ヨーロッパの航空機メーカー、エアバスは2022年2月23日(水)、セルビア国防省からC-295中型輸送機を2機受注したと発表しました。

 セルビアで輸送機を運用するのは空軍(空軍および防空軍)です。現在、旧ソ連製のアントノフAn-26中型輸送機を1機運用しているものの、旧式化したため同機を更新し、さらに航空輸送能力を向上させるために1機増やすとしています。

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セルビア空軍が運用するC-295輸送機のイメージCG(画像:エアバス)。

 C-295は、スペインのCASA(現・エアバスディフェンス)が1990年代前半に、既存のCN-235輸送機を改良発展させる形で生み出したターボプロップ双発の戦術輸送機です。1997年11月28日に初飛行に成功しており、エアバスによると2022年2月時点で281機を受注しているとのこと。なお、今回の契約でセルビアは世界で36番目のカスタマーになったそうです。

【了】

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コメント

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1件のコメント

  1. ウクライナ情勢が大変なので、アントノフ機ではサポートが受けられないかも、という理由はあったでしょうか。