JMU、次世代省エネ型ばら積み貨物船を引渡し 船籍はマーシャル諸島

船首形状に「レッジ・バウ」を採用。これって?

ダンケルク港の要求を満たす最大船型

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次世代省エネ型ばら積み貨物船(バルクキャリア)「AQUACHARM(アクアチャーム)」(画像:JMU)。

 造船大手のJMU(ジャパン マリンユナイテッド)は2022年3月1日(火)、有明事業所(熊本県長洲町)において建造していた次世代省エネ型ばら積み貨物船(バルクキャリア)「AQUACHARM(アクアチャーム)」を、発注元である「Wealth Line Inc.(ウェルス ライン インク)」に引渡したと発表しました。

「AQUACHARM」は全長292m、幅45m、深さ24.55m、喫水18.234m、載貨重量18万2300トンあまりです。ディーゼルエンジンを1基搭載し、航海速力は15.5ノット(約28.7km/h)、乗員は25人で、船籍はマーシャル諸島とのこと。ダンケルク港(フランス)の要求を満たす最大船型です。

 JMUが独自に開発した最新の省エネデバイスを織り込み、従来船に比べて大幅な燃費削減を達成しています。また船首形状に、波から受ける抵抗の低減に寄与する「レッジ・バウ」を採用するなど、騒音にも配慮しています。

【了】

【写真】2月にパナマへ引き渡したバルクキャリア

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