南西海運の新RORO船「よね丸」進水 船首と船尾にスラスタ装備 効率よく離接岸

「ローロー船」、意味知ってる?

計4層から成る貨物艙

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南西海運の新RORO船「よね丸」(画像:内海造船)。

 沖縄県那覇市に本社を置く南西海運の新RORO船「よね丸」が、2022年2月17日(木)に進水しました。RORO船とは「Roll On」(乗船)「Roll Off」(下船)の略で、貨物トラックが自走して乗下船できる船のことです。

 全長は約154m、幅は25m、総トン数は約8750トン。最大速力は約21ノット(約38.9km/h:試運転時)です。シャーシ・乗用車・コンテナ倉が2層、シャーシ・乗用車倉が1層、乗用車倉が1層の計4層から構成されています。コンテナ非積載時は13mシャーシが約92台、乗用車が約100台、コンテナ積載時は10フィートコンテナが約21個、20フィートコンテナが約123個、それぞれ搭載できます。

 フィンスタビライザと呼ばれる、航海中の横揺れを低減する機構や、横方向の移動に寄与し、離接岸の効率化を図るスラスタを船首と船尾に備えるなど、船としての性能を向上させています。

【了】

【写真】「よね丸」の全貌と進水式

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