わずか2年強で生まれたF-16のライバル フランス戦闘機「ミラージュ2000」が初飛行-1978.3.10

南米や極東にも 意外と多い導入国

 当初、「ミラージュ2000」は要撃戦闘機として開発されたものの、その後、核ミサイルの運用能力が付与された戦略爆撃機タイプなどが造られたことで戦闘爆撃機型も生まれ、のちには対地・対艦攻撃も可能なマルチロール型(汎用型)へと発展しています。

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フランス空軍のミラージュ2000C(画像:アメリカ空軍)。

 生産数ではアメリカ製のF-16やF/A-18に大きく水をあけられたものの、エジプト、ペルー、インド、ギリシャ、UAE(アラブ首長国連邦)、台湾、カタールが購入を決めたほか、フランス空軍の中古機をブラジルが調達しており、母国フランスを加えると9つの国と地域に販売することに成功、生産数は600機余りを記録しています。

 製造は2007(平成19)年で終了したものの、ブラジル以外の8つの国と地域でいまでも運用されており、エジプトやインド、ギリシャのように、新型の「ラファール」戦闘機を輸出する礎となったケースもあるなど、“次”に繋げる橋渡し役としても存在感を放っています。

 その点では、アメリカ製戦闘機のライバルとして十分な働きを示したヨーロッパ製戦闘機といえるのかもしれません。

【了】

【写真】アメリカ機とは違う美しさ「ミラージュ2000」を色んなアングルから

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コメント

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1件のコメント

  1. F-16のライバル?
    見出しがおかしくないですか?
    生産機数で約7倍(4000機以上対600機)
    採用国でも大差をつけられているのにライバルとは言わないですよ