バイク乗りの悲願「高速の定率割引」に水差した? 「大型連休は休日割引ナシ」発表に戸惑いの声

NEXCOなどの高速道路会社が2022年度以降、GWやお盆、年末年始期間などに休日割引を適用しないことを発表。これに二輪車業界が怒りの反応を示しています。長年の悲願「二輪車の定率割引」が、出だしから骨抜きになるのか――との声です。

同じ条件、同じ利用で割引の適用を変えられるのか

 二輪車割引の制度が実現するまでには、政治の理解がありました。自民党二輪車問題プロジェクトチームの新座長・三原じゅん子参議院議員は、二輪車料金についてこう話しています。

「私たちが時間をかけて議論をしてきたのは、高速道路の料金だった。誰に聞いても二輪車が軽四輪と同じというのは理解できない。それが国民の普通の感覚」

 再び業界関係者が話します。

「1年近くたっても、いまだに開始日さえ決まっていない。それより先に大型連休は割り引かないということが発表された。休日に限定したのは、国土交通省が平日は利用が見込めないからと言い始めたことなのに、二輪車割引がますます使えなくなる」

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4月はじまりの二輪車の「定率割引」が3月半ばになっても「正式に決まっていないのは、ちょっと問題だ」と指摘する逢沢一郎オートバイ議連会長(左)。右奥は国土交通省高速道路課(中島みなみ撮影)。

 国交省は休日割引で大型連休などが除外されても、二輪車割引を見分ける方法はあると話します。

「利用者が二輪車割引を受ける場合は、事前にオンライン予約が必要。ここで二輪車割引を申し込めば、高速道路会社が割引制度を見分けることはできる」(高速道路課)

 逢沢一郎自民党オートバイ議員連盟会長は17日、超党派のバイカーズ議員連盟の会合に出席。こう訴えました。

「バイクの休日割引の普通車料金の0.5にするという大きな計画の中でのステップ。本来ならとっくの昔に始まっていなければならないこと。我々も100歩も200歩も譲って2022年4月ということをのんだ経緯もある。大型連休を外すというのは何考えているのだということに100%なる」

 しかし、国交省高速道路課は、その取扱いについて「会社に働きかけをしていく」と明言を避けました。

【了】

【ライダースジャケット?に議員バッジ】会合に臨む三原じゅん子議員

Writer:

1963年生まれ。愛知県出身。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者を経て独立。行政からみた規制や交通問題を中心に執筆。著書に『実録 衝撃DVD!交通事故の瞬間―生死をわける“一瞬”』など。

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