異例! エイみたいな「民間機」開発中 しかも旅客機じゃない! 珍設計貨物機の利点とは

アメリカで、軍用機さながらの「ブレンデッド・ウイングボディ」を持つ民間貨物機の開発が進められています。なぜこの形が民間機で、それも「貨物機」で開発されているのでしょうか。

「絵に描いた餅」とも言い切れないNatilus製貨物機

 現在、Natilus社が開発を進めている民間貨物機はペイロード(積載可能な重量)別に4タイプの仕様が公開されています。

 小さい順に、航続距離900海里(約1660km)の短距離路線向けペイロード3.8tタイプ、航続距離4142海里(約7670km)の中長距離向けペイロード60tタイプ、長距離タイプには、航続距離5400海里(約1万km)のペイロード100tタイプ、航続距離5112海里(約9467km)ながらもっとも大型のペイロードを持つ130tタイプがあります。

 海外メディアによると、開発はもっとも小さい3.8tタイプが先行して進められており、試作機(プロトタイプ)は2023年に初飛行予定とのこと。すでに440機以上の予約発注も獲得しているとしています。

 また、これらの新型機はいずれも、Natilus社が「フライ・バイ・マウス」と呼ぶ、無人運航システムが採用されるとのこと。「FAA(アメリカ連邦航空局)認定の自動操縦を採用することで、パイロット不足にも対応できる」としています。また、既存の空港設備や貨物コンテナを利用できることもポイントとし、公式コンセプト動画では翼端が折れ曲がる機構なども採用されるようです。

 同社はこの機の開発によって「CO2排出量を半分に削減しながら、航空貨物のコストを60%削減させ、現在より輸送コストを数分の1まで抑えることができる」としています。

【了】

【写真】マジでエイ! Natilus貨物機たちの全貌&色んな角度から

【特集】珍機、変態機、革新的設計…「普通じゃない飛行機」集めてみた

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