代行バスで「快速の追い抜き」誕生!? 陸羽西線 長期運休の代行ダイヤ発表 新庄~酒田
道中のどこかで「普通」が追い抜かれます。
2022年5月から鉄道が長期運休
JR東日本は2022年3月24日(木)、山形県の新庄駅と余目駅をむすぶ陸羽西線が5月14日から2024年度中まで運休となるのをうけ、代行バスのダイヤを発表しました。
陸羽西線では、古口駅~高屋駅において、JRのトンネルの真下に国道47号のバイパス道路「高屋道路」のトンネルが建設されるため、国道のトンネル工事完了まで、全列車の運休に踏み切りました。余目駅から羽越本線の酒田駅へ乗り入れる列車も、あわせて運休となります。
代行バスは、線内では新庄発が11便、余目発が10便。従来の鉄道ダイヤでは9往復でしたが、増便となります。
各方面とも、快速が2便設定されます。新庄発の線内停車駅は古口のみ。余目発は狩川・古口に停車します。
このうち、新庄発6時ちょうどの快速153便は、古口~余目間で、先行する普通151便を追い抜くダイヤとなっています。代行バスのバス停は多くが国道沿いに設定されますが、途中の清川駅や狩川駅などでは国道から外れて駅前までバスが乗り入れるため、その間に快速が追い抜いていく可能性が高そうです。153便は151便と比較して、新庄駅を20分遅く出発しますが、終点酒田駅には11分早く到着します。
さらに、その快速153便は余目駅を6時58分に発車し酒田駅まで各駅停車となりますが、余目駅を2分後の7時ちょうどに出発する快速155便が、それを途中で追い抜いていき、酒田駅に6分早く到着するダイヤとなっています。
【了】
バスで足りる、ということになったりしないだろうか?