シモキタ降りたら「バス停どこ?」解消なるか 高架下施設「ミカン下北」が解決する課題
下北沢の京王井の頭線の高架下に、複合施設「ミカン下北」が開業します。「未完」がコンセプトの施設ですが、これにより、バスの乗り換えも劇的に改善されそうです。
茶沢通りから駅まで一直線
東京都世田谷区内でも有数の繁華街「シモキタ」に、京王井の頭線の高架下を利用した新たな商業施設「ミカン下北」が2022年3月30日(水)に開業します。それに先駆け28日(月)、現地が報道陣へ公開されました。
「ミカン下北」は井の頭線に沿って、駅前から東側の茶沢通りにかけて続きます。もともとは井の頭線の盛土だった区間で、それを取り払い高架化し、その下に店舗や図書館などを整備。「ようこそ。遊ぶと働くの未完地帯へ。」というコンセプトのもと、商業エリアやコワーキングスペースなどから構成されます。
もうひとつ、本施設の開業とともに特筆すべき施設が“開通”します。「ミカン下北」に沿って整備された、駅から茶沢通りまで一直線に続くアクセス道路です。これにより電車からバスへの乗り換えが劇的に改善されそうです。
というのも、下北沢駅の最寄りバス停は、名前こそ「下北沢駅前」なのですが、駅前にバスロータリーはなく、そこから茶沢通りまで約200m、商店街を進まなくてはならず、どうしても迷いがちでした。
このように下北沢駅は、小田急線と京王井の頭線のほとんどの列車が停車する乗り換え駅であるものの、その駅の規模に対して周辺の道路が狭いことが課題のひとつでした。今回のアクセス道路の開通は、回遊性の向上に加え、防災機能の強化なども図られるといいます。
さらに自由が丘までバスが直結したら、最強だな。下北沢と自由が丘は意外と行きにくいからね。