シモキタ降りたら「バス停どこ?」解消なるか 高架下施設「ミカン下北」が解決する課題
京王社長「小田急と寄り添って」下北沢をつくっていく
開業に先立ち3月28日(月)、現地でオープニングセレモニーが開催されました。京王電鉄の紅村 康社長は「『ミカン下北』は高低差のある土地を苦心して開発し誕生しました。下北沢駅は当社の駅で5番目に乗降客数が多いですが、多くの人が集う下北沢を、小田急さんとは競うのではなく『寄り添って』つくりあげていき、街の発展に貢献したい」と話しました。
同じく出席した世田谷区の保坂展人区長は「『世界で2番目にクール』とも称される下北沢は、繁華街でありながら治安が良いことも魅力のひとつです。京王電鉄さんと協力し、色々な世代がクロスオーバーする街をつくりあげていきたい」とあいさつしました。
ところで「ミカン下北」の「ミカン」には、「未完成」の意味が込められています。かねて音楽やファッションなど、永遠に未完成な文化の発信地として君臨してきた下北沢は、これからも時代の変化とともに存続し続ける、ということだそう。そのため、施設も「未完の建築物」をテーマに、井の頭線の高架のコンクリートや鉄骨がむき出しとなっています。
「ミカン下北」には計20店舗が入居予定です。井の頭線の電車や駅でも施設PRがなされており、例えば京王1000系電車(1727編成)の前面にはロゴが掲出されているほか、下北沢駅では駅名標がオリジナルデザインとなっています。
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さらに自由が丘までバスが直結したら、最強だな。下北沢と自由が丘は意外と行きにくいからね。