ボーイングで最も売れた「737」、その始まりは? 愛称は「ベイビー・ボーイング」-1967.4.9初飛行

初飛行後の737は?

 737はその後、1968(昭和43)年に路線に就航。以来「オリジナル」と呼ばれる細長いエンジンを採用した-100型と-200型を皮切りに、様々な改良型が登場します。

 1980年代には、より効率の良いターボファン・エンジンを搭載した「737クラシック」と呼ばれる-300、-400、-500型が、1990年代には「737NG(ネクスト・ジェネレーション)」と呼ばれる-600、-700、-800、-900型が登場。近年では、第4世代の「737MAX」と呼ばれる最新派生型が生産の主流となっています。

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1万機目の737が生産されているボーイング社の工場(画像:ボーイング)。

 一方、2022年現在の日本の航空会社では、737-800など第3世代の「737NG」が主流となっています。737-800はJAL(日本航空)グループ、ANA(全日空)、ソラシドエア、スプリング・ジャパン、スカイマークが、737-700はエア・ドゥがそれぞれ使用しています。

 なお55年前の初飛行はブライエン・ワイグルとリュー・ウォリック両氏によって、約2時間半実施されたそう。その後、この初号機は飛行試験と認証に使用されたのち、NASA(アメリカ航空宇宙局)で気象研究のために使用されたとのことです。

【了】

【もはや別モデル?】2021年に初飛行「もっとも大きい737」

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