米国務省 ナイジェリアへAH-1Z「ヴァイパー」攻撃ヘリ12機の売却を承認

アフリカ大陸初の「ヴァイパー」ユーザーが誕生へ。

総額約1250億円のビッグプロジェクト

 アメリカ国防安全保障協力局(DSCA)は2022年4月14日、ナイジェリアに対するAH-1Z「ヴァイパー」攻撃ヘリコプターのFMS(対外有償軍事援助)に関して、アメリカ国務省が承認したと発表しました。

 これにより、ナイジェリアに対して、同攻撃ヘリ12機、搭載するT-700-GE-401Cエンジン28基(スペア4基含む)、赤外線暗視装置やGPSナビゲーションシステムなどの関連機器、20mm機関砲、予備部品や整備キット、訓練システム、付随するサポートプログラムなどを総額9億9700万ドル(日本円で約1250億円)で売却するとしています。

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アメリカ海兵隊のAH-1Z「ヴァイパー」攻撃ヘリコプター(画像:アメリカ海兵隊)。

 今回の決定に関してアメリカ国防総省は、この売却が自国とナイジェリアの安全保障目標の達成に大きく貢献すると述べています。

 なお、AH-1Z「ヴァイパー」攻撃ヘリは中東バーレーンや中欧チェコなどが購入契約を結んでおり、ナイジェリアはこれらに続くものです。

【了】

【写真】富士山をバックに飛ぶAH-1Z「ヴァイパー」ほか

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