渋谷駅「旧埼京線ホーム」ついに解体はじまる 残された新南口の「大変貌」計画
新南口の最終形態は?
渋谷区の「渋谷中心地区基盤整備方針」では、国道246号(首都高渋谷線)の南側、JR線西側で事業中の「渋谷駅桜丘口地区」に2か所の東西自由通路の計画があります。ひとつは首都高から50mほど南、渋谷ストリーム北側の「南口」、もうひとつは地区最南端、くさび状のビルの先端近くにつながる新南口付近です。
南口の橋上駅舎も渋谷ストリーム側から徐々に伸びています。新南口の自由通路も先述のとおり、桜丘口のビルにつながるべく、徐々に姿を現しています。
「新南改札の機能は、南口橋上駅舎に移転する計画です。あわせて、南口から新南口への通路を別途整備します」。JR東日本はこう話します。いまの新南口までの「長い通路」は将来的に閉鎖され、代替となる通路が駅構外の空間として建設されるということです。
それまで旧ホーム部分は暫定の通路として使われますが、JR東日本は4月21日に、この通路の空きスペースの活用計画を発表。「Slow Platform 渋谷駅0番線」プロジェクトの第一弾として、モス(苔)を栽培する「モスプラットフォーム」、ホーム上フェンスなどに植物アートを描いていく「スローキャンバス」などの取り組みを進めていくと発表しました。
「遠かった埼京線ホーム」の思い出に浸るヒマもなく、渋谷駅周辺の風景はいまだ猛スピードで変化し続けています。
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