カープの図柄ナンバーが「『広島』じゃない」問題 制度変更で変わる可能性

国土交通省が新たな「ご当地ナンバー」ならびに「地方版図柄入りナンバー」の募集を開始しました。今回は制度もかなり柔軟に。これにより、広島ではある問題が変わる可能性も出てきました。

「広島」ではないカープ坊やナンバー 状況変わる?

 2018年から始まった自動車の「地方版図柄入りナンバー」。なかでも広島県で交付されている広島東洋カープの「カープ坊や」が描かれたナンバーは人気です。ただ、そのプレートは「広島」ナンバーではなく、県東部の「福山」で交付されています。

 福山市の企画政策課によると、このカープ坊やの図柄入りナンバーは2021年度末時点で申し込み件数が1万7509件で全国2位。1位は「くまモン」の熊本ナンバーですが、一時は首位の座に就いたこともあります。

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福山の図柄入りナンバーのイメージ(画像:国土交通省)。

 ただし、カープの本拠地である「広島」ナンバーとしては取得できません。そのため、「『広島』じゃないのか」といった感想が当初からSNSなどで見られましたが、ここへきて、この状況が変わる可能性が出てきました。

 2022年4月26日、国土交通省がナンバーに表示する新たな地域名(ご当地ナンバー)を募集するとともに、地方版図柄入りナンバーの新規導入または変更、都道府県単位の図柄導入または変更を可とすると発表したのです。

「都道府県単位の図柄を導入する場合、各地域の図柄は別に作る必要がありますが、福山ナンバーの図柄を、広島ナンバーとして採用することも可能になります」(国土交通省 自動車情報課)。

【あるにはある…】広島市で交付されているカープのナンバー

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