自衛隊ナンバープレートの読みかた 一般車のそれとは別物、数字の意味するものとは

自衛隊車両のナンバープレートは、その多くが独特な6桁の数字の組み合わせになっています。ほか、バンパーのあたりにも数字と漢字の組み合わせ文字が書かれています。どう読めるものなのでしょうか。

一般車両とはひと味違う自衛隊のクルマのナンバー

 自衛隊が運行している車両をよく見てみると、見慣れないナンバープレートが取り付けられていることに気が付きます。私たちが普段乗っているクルマのナンバーは陸運局が発行していて、地域名、分類番号、ひらがな、そして一連の番号が与えられています。しかし、自衛隊のナンバープレートは「00-0000」のように前半2桁、後半4桁という6桁の数字だけが記載されています。なぜ、このような表記なのでしょうか。

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一般車両とは少し異なる自衛隊車両のナンバープレート。その右に見える「10飛」の文字列は「第10飛行隊」を意味する(矢作真弓撮影)。

 自衛隊が運行する車両は、実は「道路運送車両法」の「適用外車両」ということになっています(一部のバス、乗用車などを除く)。

 自衛隊法第114条には、この適用外車両であることを分かりやすくするために、「防衛大臣の定めるところにより、他の自動車と明らかに識別することができるような番号及び標識を付さなければならない」と明記されています。これが、自衛隊車両のナンバープレートが一般のクルマと違うことを示す根拠になります。

 余談になりますが自衛隊および防衛装備庁における車両のナンバープレートは、すべて陸上自衛隊の補給統制本部長が付与しています。補給統制本部とは、戦車からトイレットペーパーに至るまで、陸上自衛隊で使用するすべての補給品を扱う部署になります。

 では、この6桁の数字には、いったいどのような意味が込められているのでしょうか。

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コメント

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8件のコメント

  1. 皆さんの意見に賛成です

  2. 車輌によっては、下4桁の数字は配備数がわからないよう、シリアルでなくランダムに付けてるとか。

  3. 国鉄の付番のような感じになってるわけだな。

  4. 左二桁は”調達年度にしては妙だなぁ。”と思ってたらこういう事だったんだな。
    飛行機は最初の二桁は調達年度だけどな。
    漢字の組み合わせはヨーロッパだとNATO兵科記号と数字でもっと細かく所属部隊と任務を分類している。

  5. 2007年のお相撲さんの画像では特戦群の軽機動装甲車の車体に特戦群の文字があったような。(^^)

    • ミリオタのお相撲さんかな?

  6. 774さんよくご存じですね。昭和56年頃は74戦車と61戦車が装備されていましたが、その右4桁は製造順の一連番号でした。ちなみに、61戦車は0564がラストナンバーで564台作られたのですが、当時のエライサンが『車両数がバレる』とランダムになりました。おかげで車両係は、車検証や車歴簿などの書き換えに追われました

  7. 車両番号表も独特ですもんね(≧▽≦) 自分がたまに操縦してた旧型時代の3トン半、マルヒトヒトロクとヒトマルキュウロクは今でもナンバー覚えてます( ̄▽ ̄;)