カープの図柄ナンバーが「『広島』じゃない」問題 制度変更で変わる可能性
そもそもなぜ「福山」でカープのナンバー?
そもそも福山ナンバーにカープ坊やの図柄が導入されたのは、福山ナンバー対象地域の5市3町で、図柄に採用すべきイメージの一致を見なかったためです。それならばと、「県東部でもカープを応援していることを示す」「『福山』ナンバー地域が広島県にあることを知ってもらえる」といった理由で、カープ坊やの図柄が採用されました。
対してカープの本拠地である広島市は、2017年から原付の図柄入りナンバーとして、カープとサッカーサンフレッチェ広島F.Cとコラボしたものを交付していました。ただ4輪のカープの図柄入りナンバーは、2017年段階では検討中としていました。
今回の地方版図柄入りナンバーの募集は、既存ナンバー地域にとっては、2017年度に次ぐ第二弾にあたります。交付開始は2023年10月頃の予定。福山ナンバーとして人気のカープナンバーが、広島県全域に広がる可能性があります。
ただし、国土交通省自動車情報課によると、福山ナンバーの図柄をそのまま広島ナンバーに採用したとしても、軽自動車用と事業用ナンバーは、厳密には同じにならないとのこと。
というのも、軽自動車用と事業用の図柄入りナンバーは、それぞれ黄色と緑の縁取りがなされるのですが、今回募集する図柄入りナンバーは、ナンバープレートカバーを装着した場合の視認性を高めるため、左上に塗り足し部分があるからです。
【了】
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