「そろそろ休憩を」ぶっ続け運転“4時間”のヤバさ データで判明 ナビは2時間で警告

クルマを2時間運転していると、カーナビが「そろそろ休憩しませんか」などと案内してくれることがあります。長時間運転でどれだけリスクが高まるか、ドラレコデータから明らかになりました。

長時間の連続運転はリスクが高まる

 渋滞などで長時間運転の機会が増えるゴールデンウイーク。2時間運転していると、カーナビが「そろそろ休憩しませんか」などと案内してくれることがありますが、長時間運転によりリスクがどう高まるのか、ドライブレコーダーのデータから明らかになりました。

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渋滞などで長時間運転を強いられることがある。写真はイメージ(画像:写真AC)。

 このデータを発表したのは、タクシーアプリ「GO」やAIドラレコサービス「DRIVE CHART」などを展開するMobility Technologies(東京都港区、以下MoT)です。同社は「DRIVE CHART」を導入している法人車両およそ3万台から条件を絞った2874人のデータを抽出し、連続運転時間によるリスク運転の発生回数をまとめています。

 一般道にて、連続走行時間が30分以下のときと、3時間30分以上の場合で比較すると、「急減速」の発生回数は0.046から0.059に、「急ハンドル」は0.018から0.026に、「速度超過」は0.032から0.071に、それぞれ上昇しているとのこと。特に速度超過の発生回数は2倍以上です。集中力の低下などが考えられるといいます。

 逆に、運転の初期段階で特に多い行為も。それは「わき見」です。カーナビなどの操作をしながらの走行が考えられといいます。今回のデータは、プロドライバーであるタクシー車両を対象としたものですが、カーナビ操作などのわき見は、一般車両でもしがちな行為と考えられるとのこと。

 たとえばトラックドライバーは、高速道路の連続運転時間はおおむね2時間にいちど10~20分の休憩が必要とされているほか、4時間ごとに30分以上の休憩をとることが決められています。

 MoTは長時間運転について、明確に事故につながるリスクが高まるといい、事故防止の観点から「1時間を目安に休憩しながら移動することをオススメします」としています。

【了】

【だからヤバイ】連続運転によるリスク運転の回数変化 画像で見る

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コメント

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1件のコメント

  1. マツダ車に乗っているが上位グレードだとカメラ画像から車線内での状態を判断して、休息を促す案内がでますね。
    ナビの利用の有る無し別にでますので路面状況の悪い道路でもふらつくとでますね。
    他のメーカーの車両については知りませんが。