ついに復活 大分ホーバークラフト運航会社の社員募集へ 23年度末就航 3職種求む

“ホーバーに携わったこと”などの経験は不問です。

大分空港ホーバークラフト復活!

 大分空港の海上アクセス手段だった「ホーバークラフト」の復活へ向けた動きが具体化しています。第一交通産業(北九州市)が2022年5月21日(土)と22日(日)、その運航会社の社員募集にあたり説明会を開催します。

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導入予定のホーバークラフトのイメージ(画像:第一交通産業)。

 場所は大分駅付近のトキハ会館で、会社説明や事業説明、入社後の教育や訓練などについての説明が行われます。募集職種と条件は次の通り。

・操縦士:5級海技士(航海)以上を取得されている方、もしくは取得見込みの方。

・工場長:危険物取扱者乙種4類を取得されている方、危険物保安監督者になれる実務経験を証明できる方、管理職経験のある方、船舶の修繕メンテナンス経験者、ディーゼルエンジンに関する有識者。

・整備士:海技士(機関)、自動車整備士(ジーゼル)、航空整備士、危険物取扱者乙種4類があれば望ましい。

 なお募集対象は2023年3月・9月新卒者、既卒者とされています。

 国東半島に位置する大分空港は2009(平成21)年まで、大分市街との間でホーバークラフトによる定期航路が運航されていました。県は空港アクセスの改善を目的に、スピードや費用のうえで優位なホーバークラフトの再導入を具体化。全国でタクシー事業などを展開する第一交通産業が、その運航事業者に選定されていました。

 ホーバークラフトによる定期航路は世界的に見ても、イギリスに1つを残すのみとされています。国内ではすでに製造もされていないため、イギリス(グリフォン・ホーバーワークス)からホーバークラフトが輸入されます。

【了】

【奇跡の復活】新規導入されるホーバークラフト 写真で見る

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