“成田”じゃなかったかも? 羽田の永遠のライバル? 「成田空港」44歳でさらに成長中

羽田空港とならび、首都圏の巨大国際空港として運用されている成田空港は、現在に至るまで紆余曲折の歴史をもつ場所として知られています。その歴史を振り返っていきます。

開港直後の成田空港、現在と大違い

 当初、1972年の開港を目指していた成田地区の新しい空港は、新東京国際空港と名付けられます。計画では2本の平行滑走路と、そのうち長い方の1本と斜めにクロスするように横風用の滑走路を1本設置し、計3本体制とする予定でした。

 1970年代の羽田空港は処理能力が限界を迎えており、運輸省(現:国土交通省)によって「羽田空港が混雑しているときは名古屋空港に一時着陸して地上待機する」といった緊急指示が発せられたほどでした。このような状況から、成田空港は、最低限1本の滑走路で工事が進められ、1977年にそのエリアの工事が整い、1978年3月30日の開港が決定しました。

 しかし3月30日の開港直前、新東京国際空港 管制塔占拠事件が発生。管制塔の機器が破壊されます。そのため開港日が5月20日に延期となりました。翌21日には、到着一番機となるJAL(日本航空)の貨物機がロサンゼルスから飛来しています。

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開港直後(1979~1983年)の成田空港(国土地理院の航空写真より)。

 やっとのことで開港に至った成田空港ですが、その後も反対派との衝突は続きます。そのため、世界でも類を見ない厳戒態勢が敷かれていました。

 たとえば2015年までは入場の際、身分証明書の提示を求められ、来港目的を聞かれるなどの検問がありました。現在も、空港の入り口には高速道路料金所のようなゲートが設置され、鉄道駅の出口にも検査場があるなど、その名残が見られます。時期によっては、飛行機に乗らない見学者が空港へ入れないように、搭乗券の確認も実施することさえありました。

【初期案デカすぎ!未来変わりすぎ!】成田空港の歴史、地図からからサッと振り返る

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