JR北海道の盛り上げ役!最新特急「ラベンダー編成」で日本最北の地へ 既存車両と全然違う!
いよいよ稚内へ… え、3時間も乗ってたの?
日本最北の木造駅舎が残る抜海を過ぎると、左手に日本海が見えます。晴れていれば、その向こう側に利尻島(利尻富士)が見えるのですが、この日はあいにくの空模様でした。
丘陵地を駆け抜けた列車は、かつての初代稚内駅であった南稚内に到着。そして、街の高架橋を渡り、右手に港が見えると、日本最北の駅「稚内」に到着します。
名寄から稚内までは3時間ほどかかりますが、時間の長さを感じさせない、素晴らしい車窓が展開されるのが、宗谷北線の最大の魅力といえましょう。
ANAや沿線自治体とのコラボ企画も 宗谷本線を旅するなら今がおすすめ
ラベンダー編成の「ラベンダーラウンジ」では、ANAとコラボしたステッカーやフライヤーを仕様した装飾が施されていました。宗谷本線の地域活性化に向けて、JR北海道はANAと連携した各地からの誘客、情報発信も行っています。
ANAの商品で北海道へ来た人が利用できる「ANAきたフリーパス」などが継続販売されるほか、車内では自治体PRやANAふるさと納税の案内、特産品の販売などが行われます。参加自治体は運行日によって変わるため、どの自治体が参加するかは、JR北海道やANAの公式サイトなどで確認しておくとよいでしょう。
春先から夏にかけての宗谷本線は、観光に最適の時期を迎えます。特急「宗谷」「サロベツ」へのラベンダー編成の充当は6月初旬まで、それ以降、6月中は「はまなす編成」での運行も決まっています。
【了】
Writer: 須田浩司
自称「高速バスアドバイザー」。運行管理者資格所有。高速バス乗車1100回以上。 紙原稿・ネット原稿・同人誌・ブログなどを通じてバス・鉄道を中心とした 「乗りもの旅」の素晴らしさを伝える活動を行う。北海道在住。
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