スバル 自衛隊向け新型ヘリ「UH-2」量産初号機の初飛行を実施 民間型はすでに運用中
陸自待望の新多用途ヘリです。
民間型ベル412EPXはすでに岩手県警に配備済み
SUBARUは2022年5月20日、同社が製造する陸上自衛隊向けの新多用途ヘリコプター、UH-2量産初号機の初飛行を実施したと発表しました。
UH-2の量産初号機が初飛行したのは、前日の5月19日午前中で、SUBARUのテストパイロットによる操縦で宇都宮飛行場を離陸し、約30分間周辺空域を飛行したのち、無事に同飛行場に着陸したといいます。
UH-2は、アメリカの航空機メーカー、ベル・テキストロン社とSUBARUが共同開発した民間向けの最新型ヘリコプター「SUBARU BELL 412EPX」を共通プラットフォームに、陸上自衛隊向けの仕様を織り込んだ機体で、栃木県宇都宮市にある同社航空宇宙カンパニー宇都宮製作所において製造されています。
すでに試作機は陸上自衛隊に引き渡されており、三重県の明野駐屯地に所在する陸上自衛隊航空学校で様々な試験や教育訓練などに用いられています。
また昨年、2021年5月20日には、民間向けの「SUBARU BELL 412EPX」がUH-2に先んじて警察庁へ納入され、すでに岩手県警で運用を開始しています。
SUBARUは今後、UH-2量産機を陸上自衛隊へ納入するために、引き続き各種社内飛行試験を実施していくとしています。
【了】
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