自衛隊の「航空ヘルメット」とは?戦闘機とヘリでも違い鉄帽やバイク用とも大きく違う

ひと口に「ヘルメット」といっても多岐にわたりますが、自衛隊で使用している航空機用のものは総じて「航空ヘルメット」と呼称されています。地上部隊のいわゆる「鉄帽」などとはだいぶ異なる、その特徴を見ていきます。

「航空ヘルメット」にも種類あり

 高速で飛行する戦闘機や災害現場で被災者を救助するヘリコプターの、パイロットやクルーが着用しているヘルメットは、たとえばバイク用のヘルメットなどとは、もちろん大きく異なるものです。

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航空自衛隊の戦闘機用航空ヘルメットHGU-55/PJを着用するF-2A戦闘機の操縦士(清水 薫撮影)。

 自衛隊が使用する「航空ヘルメット」は、大きく分けて2種類あります。ひとつは戦闘機などの固定翼機で使用されるヘルメット。もうひとつはヘリコプターなどの回転翼機で使用されるヘルメットです。

 固定翼機用は酸素マスクが装着できるようになっており、このマスク内に通信マイクが取り付けられているため、ヘルメットの外見はスッキリとした印象です。対して回転翼用となると、酸素マスクを取り付ける金具はなく、代わりに通話用のマイクとマイクブームが取り付けられています。そのため、ヘルメットの周囲はゴテゴテした印象となっています。

 自衛隊内でも固定翼機用、回転翼機用それぞれにいくつかの種類が見られますが、共通しているのは「航空ヘルメット」という名称と、「防弾性が無い」「顔面を保護するバイザーがある」、そして操縦士の聴覚を保護する「防音性がある」という点です。

【写真】足元も透けて見えるF-35のヘルメット

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