「アンダーパス避けて」だけじゃない 恐ろしい道路冠水 自治体が呼びかける“対策”

落ち葉が冠水の原因に?

 もちろんアンダーパスだけでなく、平地での冠水も要注意です。JAFは5~10cmの冠水でも、水中の様子がわかりにくく落輪の危険などもあることから、避けるべきとしています。

 市内のほぼ全域が低地である埼玉県戸田市では、以前と比較しても道路や住居の浸水被害が増加しているといいます。それは、1時間あたり50ミリを超えるような短時間の豪雨が増えただけでなく、都市化が進み農地が減少したことにより、本来、地下水などとして蓄えられるはずの雨水が行き場をなくしていることが原因と考えられているそうです。

 そこで、戸田市に限らず多くの自治体で市民へ協力を呼びかけているのが、道路脇の集水桝の清掃です。集水桝に溜まった落ち葉やゴミが、排水を妨げ、道路冠水の原因の一つになっているからです。

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冠水したアンダーパスの例(画像:写真AC)。

 大雨が降ったら、運転を控える、あるいは冠水の可能性があるルートを避けるといった自重の心を持つとともに、平時には家の周りの集水桝にも目を向けて清掃することが、冠水や浸水を防ぐことにつながるかもしれません。

【了】

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