2度目の復活「新幹線リレー号」 当時は185系以外も “ちょっとがっかりなリレー号”とは
東北新幹線大宮~盛岡間の暫定開業により上野~大宮間で登場した「新幹線リレー号」。185系電車が使われたイメージが強いですが、運転開始当初は別の車両も使用されていました。
40年前の「リレー号」復活運行 でも185系じゃなかったことも…
東北新幹線開業40周年を記念し、上野~大宮間を結んだ往年の「新幹線リレー号」が2022年7月2日(土)に復活運行します。車両は特急「踊り子」を引退した185系。東北新幹線の黎明期に走った在来線列車を再現する試みです。185系「新幹線リレー号」の復活運行は、東北新幹線開業35周年記念で2017年6月24日に運転されて以来、2度目となります。
1982(昭和57)年6月23日、東北新幹線大宮~盛岡間が開業しました。当初、東北新幹線は上野~盛岡間を上越新幹線と同時に開業する予定でしたが、工事の遅れなどから大宮駅を始発駅として暫定で開業したのです。そのため、上野~大宮間で運転を開始したのが「新幹線リレー号」でした。
「新幹線リレー号」は当時、急行「あかぎ」「ゆけむり」「草津」などでも使われていた新前橋電車区(現・高崎車両センター)の185系200番台(7両編成)を2本連結した14両編成で運転されました。しかし、すべての「新幹線リレー号」が185系で運転されたわけではありません。
下り列車では、上野駅を午前8時30分に発車する「新幹線リレー3号」が近郊形の115系電車15両編成、上り列車では大宮駅を22時50分に発車する「新幹線リレー28号」が急行形の455・457系12両編成だったのです。
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