ミリタリー仕様の「エアバスA321neo」ドイツ空軍へ初号機を納入 ルフトハンザ

全身グレーのタヌキ顔。

ベルリン航空ショーで初披露されたドイツ軍の新型輸送機

 ドイツで航空機整備などを手掛けるルフトハンザ・テクニークは2022年6月23日、ベルリン国際航空宇宙ショー(ILA 2022)の開催に合わせて、ドイツ連邦軍に対して新型輸送機エアバスA321neo(A321LR)を引き渡しました。

 ドイツ連邦軍は2020年7月にエアバスA321neoを2機調達する契約をルフトハンザテクニークと結んでおり、今回引き渡されたのはそのうちの1機、機番1510の方になります。

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ベルリン国際航空宇宙ショー(ILA 2022)が開催されているベルリン・ブランデンブルク国際空港の一角に駐機するドイツ空軍仕様のエアバスA321neo(画像:エアバス)。

 エアバスA321neoは人員輸送はもちろん、医療搬送にも対応できる多用途性を備えているのが特徴で、人員輸送として用いる場合は136人を載せることが可能で、医療搬送の場合は最大6人の集中治療患者、もしくは最大12人の患者を空輸できるといいます。

 すでに、ドイツ空軍は複数のエアバスA320ファミリーを運用しており、このA320neoの導入により、既存のA310MRTTなどは順次退役するそうです。

 なお、近日中に2機目の機体(機番1511)についても、引き渡される予定だとしています。

【了】

【A350の独政府専用機も】ドイツ空軍仕様のエアバスA321neoを一挙見

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