最新鋭A350ベース ドイツ政府専用機「クルト・シューマッハー」試験運用で羽田空港へ
ドイツの新たな政府専用機が東京に飛来しました。
ドイツ空軍が運用する、新たなドイツ政府専用機「クルト・シューマッハー」が2020年12月2日(水)、試験運用の一環で羽田空港に着陸しました。
同機は、エアバス製の双発エンジン旅客機A350 XWBのビジネスジェット型である「ACJ350」をベースに所要の改修を施したものです。なお「ACJ」とは、ビジネスジェット仕様を表す「エアバス・コーポレート・ジェット」の略です。
A350シリーズでは世界初の政府専用機であり、民間の航空会社が運航しない初のA350でもあるといいます。
愛称は、第2次世界大戦を挟み1930年から1950年代初頭までドイツ国会議員として活動した故クルト・シューマッハーに因んだものです。彼は反ナチスを掲げ、大戦中は政治犯として強制収容所に収監されるなどしたほか、戦後は強烈なカリスマ性で西ドイツ(当時)の政治的な方向性を決めた功労者と評される人物です。
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