元管制官が選ぶ「超凄い国内空港・空域」は? 速度差にネイティブ英語…用語やルールも特殊!

聞いているだけで難しさが伝わってきました!

まだあるぞ!「那覇アプローチ」の凄さ

 タワーマンさんは「那覇アプローチ」の航空管制の凄さについて次のように続けます。

「(飛んでくる飛行機が)米軍なので、使っている用語やルールも特殊なんですよね。那覇アプローチの管制官は、国内空港で使用されているマニュアル『管制方式基準』に加えて、FAA(アメリカ連邦航空局)のルールもちゃんと理解しなければいけないんです。もちろん、FAAのマニュアルは全部英語です」(タワーマンさん)

 また、日本式・アメリカ式で異なる言葉の使い方も那覇アプローチの特徴のひとつとのこと。

「たとえば飛行機の呼び出し符号も、FAAでは『運航者+便名』の後ろに“Heavy”をつけることが正しい一方で、日本の管制では“Heavy”をつけないことが正しいんです。また、周波数の“点”の読み方も、たとえば『121.5』を、(日本式の)『ワン・トゥー・ワン・デシマル・ファイブ』、(FAA式の)『ワン・トゥー・ワン・ポイント・ファイブ』、どちらで読むかなど、そういったものを(状況に応じて)混同せずにやっていくというのは、他の空港ではまずないと思います」(タワーマンさん)

※ ※ ※

 このほかタワーマンさんは滑走路1本あたりの発着数が日本一を記録している福岡空港や、その空港に不慣れな外国のパイロットが運航する便でも、誤解がないようにケアしなればならない関西、中部、成田といった国際空港なども”スゴい空港”として挙げています。

【了】

【図】パイロットと管制官が使う特殊な「A・B・C」の読み方一覧

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