青春18きっぷ不可 盛岡~青森の難関「IGRいわて銀河鉄道」「青い森鉄道」どう抜ける 1日乗車券使えば安く?
東京から「青春18きっぷ」を使って青森に行く際、東北本線の盛岡以北はJRではなくなります。どのように青森へ行くのが良い方法なのでしょうか。
盛岡~青森の「長大私鉄区間」突っ込む?避ける?
全国のJR普通列車が乗り放題となる「青春18きっぷ」。東京から北上し青森をめざすと、立ちはだかる関門が、「IGRいわて銀河鉄道」と「青い森鉄道」の存在です。
この2つの鉄道は2002(平成14)年、東北新幹線が盛岡から八戸まで延伸した際に誕生。もともとはJR東北本線の一部でしたが、新幹線と並行する区間がJRの手を離れ、第三セクター鉄道として再出発することとなったのです。
この盛岡~青森間の「旧東北本線」はJRではなくなったため、青春18きっぷで自由に乗り降りすることができません。追加出費を考慮して乗るべきでしょうか、それとも、何とか避けるべきでしょうか。
青春18きっぷが使える特例も。ただし注意点が
まず「青い森鉄道」は特例があり、青春18きっぷが条件付きで利用可能です。その特例は「通過利用」の場合。具体的にはJR駅から、八戸・野辺地・青森で乗り換えて、またJRを利用していく場合です。
青い森鉄道は目時~青森の121.9km。そのうち八戸~青森間96km、運賃2320円分が"タダ"で乗れるわけです。なぜこんな太っ腹なのかというと、その区間に、八戸駅を起点とする八戸線と、野辺地駅を起点とする大湊線がJR線として「取り残されて」いるからです。JR路線の目的地へ私鉄に乗らないと到達できない、という状況への救済策といえます。
ただし上記のとおり、特例はあくまで先述の3駅で乗り換える「JR→青い森鉄道→JR」といった通過利用のみ。たとえば目時、盛岡方面から青森へ行く場合、乗った全区間の運賃が必要となります(逆方向も同様)。というわけで東京から青森までこの2社経由でまっすぐ行く際、特例は適用されないため、注意しましょう。
盛岡~青森間の通常運賃は2社通しで大人5590円。しかしこれを少しでも安く済ませる方法があります。
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